祈りを頼み合う | エフェソの信徒への手紙 6章

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エフェソの信徒への手紙 6章

また、わたしが適切な言葉を用いて話し、福音の神秘を大胆に示すことができるように、わたしのためにも祈ってください。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 6章19節

祈りを頼み合う

「最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい」(10節)。こう励ましたあと、パウロは悪魔の策略に対抗するために神のさまざまな霊的武具を身につけること、またすべての聖なる者たちのために「絶えず目を覚まして根気よく祈り続け」ることも命じます。信仰の勇者パウロの姿を彷彿とさせます。

しかしこれで終りではなく、彼はすぐ「わたしのためにも祈ってください」と頼みます。「わたしの」は、原文では「このわたしの」というぐらい強い言葉になっています。信仰の勇者パウロは、自分の弱さもよく知る謙虚な信仰者でした。ですから、ほかの書簡でも祈りを頼んでいます(ロマ15章30節、1テサ5章25節、2テサ3章1節)。

誰かに祈られなくてもやっていける信仰者など一人もいません。祈りを互いに頼み合い、特に福音を大胆に証しできるために(20節)、是非そうしていきたいと思います。

主よ、悪魔の策略に対抗し、福音を生き、福音を大胆に証しできるために、私たちを互いにもっと祈りを頼み合える者にしてください。

田村 英典(岡山西伝道所)