背きの罪を担われる御方 | エゼキエル書 4-5章

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エゼキエル書 4-5章

左脇を下にして横たわり、イスラエルの家の罪を負いなさい。あなたは横たわっている日の数だけ、彼らの罪を負わなければならない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エゼキエル書 4章4節

背きの罪を担われる御方

神の民と呼ばれたイスラエルは、その罪ゆえに神の厳しい裁きを告げられました。それは大国バビロンによるエルサレムの包囲と滅びの予告でした。預言者はそれを二つの象徴的な行為で表しました。

まず、左脇を下にしてイスラエルの罪を負うという行為です。背きの罪ゆえに裁きの言葉が告げられることは正しいことです。預言者はその役割のうちに、民の罪を自分の身に負うということを含みます。神はエゼキエルにイスラエルの家の罪を負いなさいとお命じになったのです。

次に、髪の毛とひげをそり落とし、その3分の1を火で燃やし、3分の1は剣で打ち、残りの3分の1は風に乗せて散らすという行為です。それは神の民の3分の1は疫病や飢えで死に、3分の1は剣に倒れ、残りの3分の1は捕囚されて生き残ることを表しています。神は残りの者を備えられます。彼らが悔い改めたからではありません。神がそう願われました。

イエス・キリストこそ、神への背きに生きる私たちの罪を十字架で担って贖いとなってくださった救い主です。私たちの救いはこの御方の贖いに依っています。

国方 敏治