あなたがたに平和があるように | ヨハネによる福音書 20章

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ヨハネによる福音書 20章

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 20章19節~20節

あなたがたに平和があるように

「あなたがたに平和があるように」。復活の主イエス・キリストは、そうおっしゃって、いつも私たちに近づいてくださっています。

何かに恐れ、不安に陥り、私たちも弟子たちと同じように、しばしば心に鍵をかけて、他人が入って来られないように隠れます。自分の殻の中に引きこもって、うずくまることがあります。しかし、どれほど堅く鍵を閉めても、復活の主イエスは、私たちの鍵のかかった心の部屋にすっと入ってこられます。そうして主イエスは、御自分の手とわき腹とをお見せになって、私たちの魂に語りかけてくださいます。「あなたがたに平和があるように」と。

今、私たちは肉眼で復活の主イエスの手とわき腹の傷を見ることはできません。しかし、信仰の目を見開くとき、主が私たちの傍らに立って、手とわき腹の傷をお見せくださっていることを信じられるのではないでしょうか。

復活の主はおっしゃいます。「心配するな。大丈夫。あなたの不安も恐れも、罪にさいなまれる思いも何もかも、わたしは十字架で処理した。安心して行きなさい。わたしはいつもあなたと共にいます」。

芦田 高之(新浦安教会)