聖書の言葉は実現した | ルカによる福音書 4章14-21節

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ルカによる福音書 4章14-21節

「主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。」
…そこでイエスは「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 4章18節~21節

聖書の言葉は実現した

主イエスは故郷ナザレに戻って来られました。ある安息日にユダヤ人の会堂でささげられていた礼拝で、主イエスはイザヤ書の御言葉を朗読されました。その朗読された箇所に、「福音(良い知らせ)」という言葉が出てきます(イザヤ61章1節)。

「福音」とは、王子などが誕生したときに町全体に告げ知らされるグッドニュースのことです。イザヤ書の場合、グッドニュースは「貧しい人、捕らわれている人、圧迫されている人」に与えられる解放の言葉です。苦しんでいる人が解き放たれて、自由が与えられるということです。

主イエスはこの言葉を朗読した後、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と宣言されました。グッドニュースを届ける人物は、まさにイザヤ書を朗読した主イエスご自身だったのです。主イエスは、罪の中でもがき苦しんでいる私たちに自由を与えるためにこの世に来てくださいました。長い間、読まれ続けてきたイザヤの言葉は実現したのです。

神が人間をお救いになるご計画は、決して揺らぐことがありません。主イエスの宣言は、その証です。

高内 信嗣(山田教会)