神の約束を忘れてはならない | 出エジプト記 3章

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出エジプト記 3章

「今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 3章10節

神の約束を忘れてはならない

メーテルリンクの童話『青い鳥』の主人公チルチルとミチルは幸せの青い鳥を捜す旅に出発します。しかし、彼らはその旅では青い鳥を捕まえることができませんでした。実は青い鳥は彼らの家の鳥かごに最初からいたのです。彼らはそれに気づかなかっただけでした。

幸せを求めて生きる私たちも同じような勘違いをしているのかもしれません。本当の幸福はもっと身近に、自分が忘れてしまったところに存在するのかもしれないからです。

エジプトから逃れて来たモーセはミディアンの地で家庭を設け、羊飼いの仕事をしながら幸福な毎日を送ろうと願っていました。ところが神はそのモーセをイスラエルの民を救い出すために働く指導者として選び出します。神はモーセが幸せになるためには、忘れられていた神の約束を思い出し、その約束に生きる必要があると教えられたのです。

私たちはどこに自分の幸せを見つけ出そうとしているでしょうか。あなたは神の約束を忘れてはいませんか。あなたの目の前にある神の約束を、です。

櫻井 良一(東川口教会)