主に赦されたゆえに人を赦す | 使徒言行録 7章

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使徒言行録 7章

人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 7章59節~60節

主に赦されたゆえに人を赦す

ステファノは執事的な働きだけでなく積極的に伝道し、主イエスを証しする人でした。すると、ステファノの教えに反対する人たちが出てきて、激しい議論になりました。

しかし、聖霊に満たされたステファノと論じ合っても、彼らは歯が立たなかったので、卑怯な方法でステファノを捕らえ、偽証人を立てて裁判にかけたのです。偽証人は、ステファノがエルサレムの神殿を汚し、モーセの律法に逆らっていると主張しました。

そのような状況でも、ステファノは落ち着いて、この弁明の機会を使って、イスラエルの歴史を順に追いながら力強く反論しました。

ステファノは、愛をもって語り、彼らが真実に気づいて悔い改め、主の救いを受けてほしかったのです。しかし、ユダヤ人たちは怒ってステファノを町の外に追い出し、石で打ち殺してしまいました。ステファノは、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫びながら息を引き取りました。主に赦された心は、人の罪を赦す心とされるのです。

「われらに罪を犯す者をわれらがゆるすごとく、われらの罪をもゆるしたまえ」

持田 浩次(三郷教会)