7の70倍までも赦しなさい | マタイによる福音書 18章

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マタイによる福音書 18章

ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。7回どころか7の70倍までも赦しなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 18章21節~22節

7の70倍までも赦しなさい

ペトロは尋ねました。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか」。イスラエル人にとって、7という数は完全を意味するので、どんなに我慢したとしても、せいぜい7回までだと考えたのでしょう。

ところが、主イエスは言われました。「あなたに言っておく。7回どころか7の70倍までも赦しなさい」。7の70倍とは、490回という数のことではなく、もう何回目か分からなくなる程、どこまでも何回でも赦してあげなさいという意味です。7回赦すだけでも忍耐が必要なのに、7の70倍とは、忍耐の限界を超えているように思います。

7の70倍赦すとは、主イエスの心を表しています。十字架の上で「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」(ルカ23章34節)と祈られた主イエスは、私たちの罪を何度でも、7の70倍までも赦してくださっているのです。

日々、主イエスに罪を赦されていることを思うとき、私たちも赦されている者として人の罪を赦せるようにされていくのです。

持田 浩次(三郷教会)