神に委ねる | ローマの信徒への手紙 12章

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ローマの信徒への手紙 12章

あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 12章2節

神に委ねる

「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」

私たちは信仰を持っていると言っても、地上で生きる者です。信仰についてどんなに学び、神についてどんなに知ったとしても、目の前にはさまざまな「目を引き付け」るものがぶら下がっています(創3章6節)。エデンの園のアダムたちでさえその誘惑を退けることができませんでした。まして罪の影響を引きずる私たちが、この誘惑を退けて神の御心を自分のものとして勝ち取ることなどできるはずがありません。

しかし神は、私たちを罪から贖い出し、永遠の命の約束を与えてくださいました。その神が、救われてなお無力な私たちに働きかけ、神の御心が私たち自身の心となるようにしてくださいます。

私たちは救いを自分で勝ち取ったのではありません。神に自分を委ねたとき、救いがおとずれました。それと同様に、救われた後も自分で自分を新たにするのではなく、神によって新たにしていただくのです。神が私たちを、御心を実現する者としてくださることを信じ、祈り委ねてまいりましょう。

長田 詠喜(新所沢伝道所)