信仰生活のリズム | ヘブライ人への手紙 4章

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ヘブライ人への手紙 4章

だから、わたしたちはこの安息にあずかるように努力しようではありませんか。さもないと、同じ不従順の例に倣って堕落する者が出るかもしれません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 4章11節

信仰生活のリズム

十戒は二つの部分に分けられます。第一戒から第四戒までの前半部分は私たちが神に対してどのようにふるまうべきかを教え、第五戒から第十戒の後半部分は私たちが隣人にどのような責任を負っているかを教えています。

前半部分の最後に位置する第四戒は、まことの神のみを信じて歩もうとする信仰者の日々の生活が地に足のついたものになるように整えてくれます。第四戒が教えているのは、単に7日のうちの1日だけのことではありません。なぜなら、主の日に神から安息をいただいてから始まる1週間とそうでない1週間とが同じではありえないからです。

週の初めの主の日、主から罪の赦しをいただき、身も魂もリフレッシュされる。そして、主の日を出発点として他の6日の働きに遣わされ、また主の日を迎える、という1週間のリズムが、健全な信仰生活を形成します。

主の日の過ごし方が変われば、他の6日の過ごし方も変わります。その意味で、主の日をどのように過ごすのかはその人の全生涯に関わっています。この安息にあずかるように努力することは、人生全体を豊かにします。

唐見 敏徳(忠海教会)