偽りのない言葉で生きよう | レビ記 19章

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レビ記 19章

わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 19章12節

偽りのない言葉で生きよう

言葉を用いて生きる生活の質が、深く問われる時代です。言葉が劣化し、内容のない言葉が氾濫しています。社会生活のすべての領域において、痛切な嘆きと虚しさが、拡散しています。いつの時代、どんな社会でも言葉への問は確かにあったのですが、今の時代は未体験のものだ、とわたしには思われてなりません。

神は、偽りの誓いを憎まれる、と御言葉は教えます。神は創造された世界を、ご自身の聖く正しい言葉で満たすことを願っておられます。神の像に造られた人間が、偽りの言葉、空虚な言葉、欺く言葉で生きることを厭われます。

神の選びを受けた、旧約の民イスラエル、そしてイエス・キリストの教会は、「主の名」をみだりに唱えてはならない、という第三の戒めを、言葉の生活の規範として尊びます。教会は、「わたしは主である」という神の宣言と約束によって生きる民だからです。

兄弟姉妹そして隣人を、偽りの誓い、虚しい言葉で欺くことは、「主」である方への背信です。まことの主であるキリストが、いのちの言葉として世に来られました。この主への愛に生きるため、わたしに聖い言葉を与えてください。

小野 静雄(瑞浪伝道所・春日井教会)