霊と真理をもって礼拝を | ヨハネによる福音書 4章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネによる福音書 4章

「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 4章23節~24節

霊と真理をもって礼拝を

サマリア人の女性とキリストとの間で会話が交わされます。この女性にはキリストのおっしゃることが呑み込めません。ただ、キリストが自分の私生活のことを言い当てたとき、長年、心に抱いていた疑問が口をついて出ました。それは、礼拝についての疑問です。自分のことを言い当てた預言者ならきっと答えてくれると思ったのでしょう。

この女性はどんな事情からかは分かりませんが、かつて五人の夫と暮らし、今は新たな男性と同棲生活を送っています。しかし、決して宗教に無頓着だったわけではありません。きっと誰よりも心の虚しさから神を求めていたに違いありません。しかし、先祖伝来の礼拝の持ち方にも心満たされない空虚さを感じていたのでしょう。そこでは、生きた神との出会いを感じることができなかったようです。

生きた神と出会うのは、場所の問題でしょうか。そうではありません。神の霊に導かれ、信頼に値する真理に根ざした礼拝だけが、生きた神との出会いを実現し、渇いた魂を癒やすことができます。イエス・キリストはそのような礼拝へと私たちを導いてくださいます。

潮田 祐(盛岡伝道所)