三位一体と信仰生活 | エフェソの信徒への手紙 4章

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エフェソの信徒への手紙 4章

主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 4章5節

三位一体と信仰生活

「神が御自身について、父、子、聖霊、三つの位格が、唯一まことの永遠の神であると、御言葉において啓示なさいました」(ハイデルベルク信仰問答 問25の答・要約)。真理の霊であられる聖霊が、私たちに、御言葉を明らかにしてくださるお働きによって、私たちは三位一体の神を告白することができます。

しかし、この告白は、単に教理や神学における告白だけに留まるものではありません。すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられる神は、洗礼や交わり、伝道など、私たちの信仰生活の領域においても、ご自身が三位一体の神であられることを示してくださいます。それゆえ、私たちは信仰の営みにおいても、三位一体の神を告白することができます。

神が三位一体の神であられるという告白は、信仰生活とかけ離れているものではありません。むしろ、私たちの毎日の信仰生活と密接な関係があります。生活の上にあり、生活を通して働き、生活の内におられる父、子、聖霊の共同の働きによる豊かさを感じる時、私たちはより深く神の恵みを味わうことができるのです。

金 昭貞(JEM日本福音宣教会)