まことの神、イエス | ヨハネによる福音書 3章

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ヨハネによる福音書 3章

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 3章16節

まことの神、イエス

主イエスの十字架を思うと胸が痛み、イザヤ書53章の「苦難の僕」を思わずにはおられません。見るべき面影はなく、軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い、刺し貫かれ、打ち砕かれ、懲らしめられ、捕らえられ、裁きを受け、命を取られました(イザ53章2~8節参照)。ここまで徹底的に苦しめられた人が、かつて世にいたでしょうか。

人間には耐えられない苦痛を、主イエスはまことの人間として耐えてくださいました。神の怒りから何としても私たち罪人を救うために、御子イエスは、ご自分の神としての性質と力により、すべてに耐えてくださいました。ハイデルベル問17は言います。「その方が、御自分の神性の力によって、神の怒りの重荷をその人間性において耐え忍び、わたしたちのために義と命とを獲得し、それらを再びわたしたちに与えてくださる」と。

こうして見ると、神が敢えてご自分の独り子を世に遣わされた理由が、一段とよく分かります。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」。神よ、あなたを讃えます!

田村 英典(岡山西伝道所)