神とわたしを結ぶ方 | ヘブライ人への手紙 2章

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ヘブライ人への手紙 2章

それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 2章17節

神とわたしを結ぶ方

「ヘブライ人への手紙」は、「大祭司」という職務から、イエス・キリストの働きを説明しています。一般に祭司は、民の罪を償うために、いけにえの儀式をして、神に執り成す人たちですが、「大祭司」はただ一人であり、イエス・キリストのモデルでした。

イエス・キリストは、「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」と言われました(ヨハ14章6節)。天から来られたお方は、地上で自らいけにえとなって、私たちの罪を償う任務を全うし、天に昇られました。

そこで、天地の間に道ができて、クリスチャンの祈りはキリストを通って天に通じるのです。ですから、主イエスは「わたしの名によって祈れ」と言われました。私たちは、お祈りの最後に「イエス・キリストの名によって」と言います。その祈りは、キリストを通って、天に通じるのです。

ノアのときに現れた天地を結ぶ虹の意味は、イエス・キリストの和解に鮮やかに現されました。神とわたしを結ぶ方は、きょうも憐れみ深い大祭司として、わたしを神に執り成してくださっています。

熊田 雄二