リジョイス聖書日課 2021年11月

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2021年11月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  12月分配信中

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  12月分配信中

耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

月刊誌 『リジョイス』PDF版 12月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 12月号配信中

パソコンやタブレットで読める、月刊誌 『リジョイス』PDF版の配信を行っています。当ホームページで配信している聖書日課だけはなく、1冊全部を読むことができます。

カルヴィニズムる人たち 2021年11月

カルヴィニズムる人たち 2021年11月

2021年11月の「カルヴィニズムる人たち」は高知教会会員の大原公子さんです。書道活動をされています。

わたしの街のこの教会 Vol.57 南浦和教会

わたしの街のこの教会 Vol.57 南浦和教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2021年11月は埼玉県川口市 にある「南浦和教会」です。

詩編 131編

主よ、わたしの心は驕っていません。
わたしの目は高くを見ていません。
大き過ぎることを
わたしの及ばぬ驚くべきことを、追い求めません。
わたしは魂を沈黙させます。
わたしの魂を、幼子のように
母の胸にいる幼子のようにします。 詩編 131編1節~2節

主に養われている者たちの平安

この詩編の背景にあることは、ある高ぶりへの誘惑です。それは、天にまで届く高い塔を建てることを企てながら、神からその計画を挫かれた人びとのように(創11章)、人間が神の位置に立とうとするときにしばしば起…

詩編 132編

主よ、御心に留めてください
ダビデがいかに謙虚にふるまったかを。
彼は主に誓い
ヤコブの勇者である神に願をかけました。 詩編 132編1節~2節

ダビデとヤコブの祝福を受け継ぐ者

この詩編の冒頭で、「ダビデ」と「ヤコブ」は、神の救いの歴史における「契約」とその「祝福」を指しています。 ここで、ダビデの「謙虚」と訳されている言葉は「辛苦」(口語訳)、「苦しみ」(新改訳)とも訳され…

詩編 133編

見よ、兄弟が共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。 詩編 133編1節

ここにある一致と平和

「見よ」と最初に呼びかけられています。ただ兄弟たちの姿を見るのではありません。ここにある神の家族とされた者たちの相互の愛と一致は、神の憐れみによって実現を見た、祝福に満ちたものです。長い間、民の罪と…

詩編 134編

主の僕らよ、こぞって主をたたえよ。
夜ごと、主の家にとどまる人々よ
聖所に向かって手を上げ、主をたたえよ。
天地を造られた主が
シオンからあなたを祝福してくださるように。 詩編 134編1節~3節

賛美と祝福を交わす

この詩編は頌栄の詩編です。神殿で1日礼拝をささげた者たちが夜になって神殿を離れようとするときに、「主の僕らよ」とうたいます。昼も夜も神殿で奉仕する祭司たち(歴上9章33節参照)と、賛美と祝福を相互に交わ…

ネヘミヤ 1章

「捕囚の生き残りで、この州に残っている人々は、大きな不幸の中にあって、恥辱を受けています。エルサレムの城壁は打ち破られ、城門は焼け落ちたままです。」
これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。 ネヘミヤ記 1章3節~4節

始まりは嘆きを共にすることから

ネヘミヤ記は、ネヘミヤの祈りから始まります。それは、捕囚を免れてエルサレムに残っているユダの人びとの惨状に対する嘆きの祈りでした。 ネヘミヤ自身は、異国の地で生まれています。しかも彼は王の献酌官を務め…

ネヘミヤ 2章

神の御手が恵み深くわたしを守り、王がわたしに言ってくれた言葉を彼らに告げると、彼らは「早速、建築に取りかかろう」と応じ、この良い企てに奮い立った。 ネヘミヤ記 2章18節

神の御手により奮い立たされる

王の献酌官であったネヘミヤは、先祖の墓のある町を再建したいと王に申し出ました。それはとても大胆な提案でした。彼が再建したいと願ったのは、かつて滅ぼされた一つの民の要であった町です。その町を再建したい…

マルコ 12章28-34節

イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」 マルコによる福音書 12章29節~31節

律法には神の愛が示されている

モーセの五書全体が律法書と言えるほど、旧約聖書の律法は、内容が幅広く、膨大なものです。律法について研究し、教えている律法学者は最も重要な掟が何なのか気になっていたでしょう。それで主イエスに、「あらゆ…

ネヘミヤ 3章

またその傍らでは鋳物師ハルハヤの子ウジエルが補強に当たり、その傍らでは香料調合師のハナンヤが補強に当たった。彼らは広壁までエルサレムを修復した。 ネヘミヤ記 3章8節

多様な人びとが用いられる

3章のはじめには、エルサレムの城壁の修復に関わった人びとのリストが記されます。大祭司エルヤシブから始まり、鋳物師や香料調合師といった、およそ建築と関わりのない人びとも加わりました。地区の区長がおり、娘…

ネヘミヤ 4章

城壁を築く者、もっこを担いで運ぶ者は、一方の手で作業をし、もう一方の手には投げ槍を取った。…「角笛の音を聞いたら、わたしたちのもとに集まれ。わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる。」 ネヘミヤ記 4章11節、14節

人間的に見えることをも用いられる

始めは順調だった城壁建築でしたが、周囲の人びとからの妨害を受けることになりました。力ずくで建築を妨害する計画が明らかになりました。ついに城壁を建築しているユダの人びとまでもが、城壁の再建などできない…

ネヘミヤ 5章

わたしは言った。「あなたたちの行いはよくない。敵である異邦人に辱められないために、神を畏れて生きるはずではないのか。」 ネヘミヤ記 5章9節

神を畏れる生き方

外部から妨害された城壁再建も、完成に近づいてきました。しかし今度は、建築に携わる民の中から大きな訴えがあがりました。神のために働いてきた彼らは、貧しさの極みの中にありました。しかもその原因は、神のた…

ネヘミヤ 6章

わたしたちのすべての敵がそれを聞くに及んで、わたしたちの周囲にいる諸国の民も皆、恐れを抱き、自らの目に大いに面目を失った。わたしたちの神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟ったからである。 ネヘミヤ記 6章16節

完成目前の試練

ネヘミヤの指導による城壁再建は、多くの困難を乗り越えて、城門に扉を付けるのみとなりました。しかしなお反対者たちはネヘミヤを陥れようとします。 反対者たちは、ネヘミヤが反逆を企てているという噂が王に届こ…

ネヘミヤ 7章

わたしは心に神の指示を受けて、貴族と役人と民を集め、家系に従って登録させようとしたところ、最初に帰還した人々の名簿を発見した。そこには次のように記録されているのを発見した。 ネヘミヤ記 7章5節

礼拝にあずかる人々の名簿

ネヘミヤ記7章には、帰還した捕囚の民の名簿が記されています。続く8章では、神への礼拝がささげられていて、7章は神を礼拝する人びとの名簿と言うことができます。教会の受付にある礼拝出席者名簿のようなものでし…

ネヘミヤ 8章

彼らは神の律法の書を翻訳し、意味を明らかにしながら読み上げたので、人々はその朗読を理解した。

民は皆、帰って、食べたり飲んだりし、備えのない者と分かち合い、大いに喜び祝った。教えられたことを理解したからである。 ネヘミヤ記 8章8節、12節

御言葉を理解し喜ぶ

バビロン捕囚という苦難を経て、エルサレムに帰った民による礼拝の様子が記されています。この礼拝において行われたのは、律法の朗読すなわち聖書朗読でした。聖書に記された御言葉こそ、今も昔も礼拝の中心です。…

ヨハネ 11章28-44節

「父よ、わたしの願いを聞き入れてくださって感謝します。わたしの願いをいつも聞いてくださることを、わたしは知っています。しかし、わたしがこう言うのは、周りにいる群衆のためです。あなたがわたしをお遣わしになったことを、彼らに信じさせるためです。」 ヨハネによる福音書 11章41節~42節

復活の信仰を示してくださる主イエス

登場人物であるマルタとマリア、ラザロは三人きょうだいで、主イエスは彼らと親しい関係であったようです(5節)。本日の聖書箇所にはラザロが病気にかかって死んだ出来事が記されていますが、それにとどまらず、想…

ネヘミヤ 9章

「あなたは正しく行動されました。
あなたは忠実に行動されました。
しかし、わたしたちはあなたに背いてしまいました。」 ネヘミヤ記 9章33節

恵みをいただき悔い改める

8章で、民は神を礼拝し、大いなる喜びの中にありました。捕囚で散り散りとなった民を、神はエルサレムでの礼拝へと集めてくださいました。この大いなる神の恵みを前にして、民は悔い改めへと導かれました。 捕囚の…

ネヘミヤ 10-11章

神の僕モーセによって授けられた神の律法に従って歩み、わたしたちの主、主の戒めと法と掟をすべて守り、実行することを誓い、確約するものである。 ネヘミヤ記 10章30節

守り行うことを確約する

主の戒めと法と掟をすべて守り、実行することを確約する。そんなことが可能なのでしょうか。しかもその誓いを立てているのは、前の章で数々の罪と悪を告白した人びとです。 しかし、この誓約はなされました。それは…

ネヘミヤ 12章

その日、人々は大いなるいけにえを屠り、喜び祝った。神は大いなる喜びをお与えになり、女も子供も共に喜び祝った。エルサレムの喜びの声は遠くまで響いた。 ネヘミヤ記 12章43節

神は大いなる喜びを与えられた

城壁が完成し、奉献するにあたって、人びとはレビ人を求めました。彼らを通して神の恵みに感謝するためです。城壁再建という偉大な成果は、人の功績によるものではなく、どこまでも神の恵みによるものです。そのこ…

ネヘミヤ 13章

わたしの神よ、わたしを御心に留め、お恵みください。 ネヘミヤ記 13章31節

求めるべきは神の恵み

13章には、神の教えから離れていくエルサレムの人びとの姿が示されています。人びとはいとも容易に神の御心から離れていきます。ネヘミヤが必死になって完成させた城壁は、人びとの思いを神の御心に留めるためには…

詩編 135編

ハレルヤ。
賛美せよ、主の御名を
賛美せよ、主の僕らよ
主の家に
わたしたちの神の家の庭に居並ぶ人々よ。
主を賛美せよ、恵み深い主を。
喜ばしい御名をほめ歌え。 詩編 135編1節~3節

恵み深い主の御名

詩編の御言葉は、信仰者の祈りの模範です。ハレルヤに始まり、ハレルヤに終わるこの詩は、礼拝に集う会衆に、生きる主なる神への賛美を促します。詩人は、イスラエルを「ご自分の宝」(4節)として選び出された、慈…

詩編 136編

恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
神の中の神に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
主の中の主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。 詩編 136編1節~3節

主の慈しみはとこしえに

詩人はこの詩の初めから終わりまで、主なる神の慈しみを繰り返し歌います。神の民は、神殿における礼拝において、主の慈しみの一つ一つを覚えて、主を賛美します。 主は創造と歴史を通じて、神の民への慈しみを示さ…

マルコ 12章38-44節

「皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである。」 マルコによる福音書 12章44節

だれよりもたくさん入れた人

主イエスは、弟子たちとエルサレムの神殿を訪ねます。主イエスは賽銭箱(献金箱)の向かいに座って、群衆がそれにお金を入れる様子を見ておられます。主イエスがその様子をいつまで見ておられたかは分かりませんが…

詩編 137編

バビロンの流れのほとりに座り
シオンを思って、わたしたちは泣いた。

どうして歌うことができようか
主のための歌を、異郷の地で。 詩編 137編1節、4節

嘆きの祈りに寄り添うお方

主なる神への賛美の中に、詩人は嘆きの歌を歌います。イスラエルの民は国を滅ぼされ、寄るべのない捕囚として異国の地に連れ去られました。捕囚として異国バビロンに連行した者は、「歌って聞かせよ、シオンの歌を…

詩編 138編

わたしが苦難の中を歩いているときにも
敵の怒りに遭っているときにも
わたしに命を得させてください。
御手を遣わし、右の御手でお救いください。 詩編 138編7節

慈しみ深い神への賛美

詩人は、主の慈しみと真実のゆえに、祈りを聞いてくださる主なる神の御名を、心から賛美します(1~3節)。 イスラエルの民は、大国同士の覇権争いの中で、祖国の滅亡と捕囚、そして解放を経験する、弱い民として生…

詩編 139編

神よ、わたしを究め
わたしの心を知ってください。
わたしを試し、悩みを知ってください。
御覧ください
わたしの内に迷いの道があるかどうかを。
どうか、わたしを
とこしえの道に導いてください。 詩編 139編23節~24節

わたしを究める

あなたは自分自身のことをどこまで知っているでしょうか。自分のことは自分自身が最もよく知っている、と言いたいところですが、いかがでしょう。私たちには先のことが明らかではありません。明日がどうなるかすら…

詩編 140編

主よ、わたしの神よ、救いの力よ
わたしが武器を執る日
先頭に立ってわたしを守ってください。 詩編 140編8節

わたしが武器を執る日

これは、自分との戦いの歌です。「さいなむ者」「不法の者」「主に逆らう者」「傲慢な者」「わたしを包囲する者」とは、決して他人のことではありません。自分の中の、主に逆らう性質のことを言っている、と思って…

詩編 141編

主よ、わたしの神よ、わたしの目をあなたに向け
あなたを避けどころとします。
わたしの魂をうつろにしないでください。 詩編 141編8節

わたしの魂をうつろにしないでください

「主よ」と御名を呼んで祈ることにおいて必要なことは、へりくだりです。「わたしの魂をうつろにしないでください」と祈る人は、ひたすら主に依り頼んでいます。そこには、あのラオディキアの信徒に宛てた手紙に記…

詩編 142編

声をあげ、主に向かって叫び
声をあげ、主に向かって憐れみを求めよう。
御前にわたしの悩みを注ぎ出し
御前に苦しみを訴えよう。 詩編 142編2節~3節

悩みを注ぎ出し

この祈りは洞穴の中でささげられています。サウル王に追われて逃げているときのことです。「声をあげ、主に向かって叫び」とありますが、これは心の叫びです。大声をあげたわけではありません。 そのとき、ダビデと…

マタイ 24章36-44節

「だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである。」 マタイによる福音書 24編42節

御子キリストを迎える用意

2021年の待降節に入りました。教会暦では、きょうからが新しい年です。その年の初めに私たちは、来たる御子のご降誕を覚えて備えることから始めます。 きょうの箇所は、やがて来たり給う再臨の主を覚えて待つ場面で…

詩編 143編

御旨を行うすべを教えてください。
あなたはわたしの神。
恵み深いあなたの霊によって
安らかな地に導いてください。 詩編 143編10節

安らかな地に

容赦のない敵に苦しめられています。しかし、誰が敵で、誰が味方なのか。簡単には決められません。同じ人が相手でも、何か不都合なことが起きれば、敵対し始めるかもしれません。人と人との関係には、いつも不安定…

詩編 144編

いかに幸いなことか、このような民は。
いかに幸いなことか
主を神といただく民は。 詩編 144編15節

幸いな民

主を信じる人びとは、幸いな民です。その幸いはまず信仰によって確認されるべき幸いです。そのため、その幸いを確認し確信するために、ずいぶん苦悩するということがあるでしょう。 ヨブは試練の果てに、悔い改めて…